2016年01月07日

ワークショップ簡易レポート

ちょっと空きましたがラグランジュプロジェクトワークショップ第一弾『マッドギャラクシー:怒りのデス街道』が終了いたしました。
各方面ご協力いただき、ありがとうございました。

事前に取り決めた通り、詳細な内容に関してはその場の議論を大事にしたいので、参加者との共有だけに留めます。だからこの場では極々簡単なレポートのみにします。
気になった方は、ぜひ次回ご参加ください。めちゃめちゃ面白かったぜ、俺は。

まず、基調講演に代えて『ギャラクシー街道』の興行的・批評的な評価を紹介。それまでの三谷幸喜作品との比較を行いつつ、本作がどうして低調だったか、その理由を検討しました。三谷監督作品リストを参照しながら、その作風の変遷を辿りました。
そして、参加者それぞれの「面白かったポイント」と「面白くなかったポイント」を中心に、「なぜこの作品が受け容れられなかったのか?」を探りました。現状の映画界への不満やコメディ論を話し合いながら、時に三谷監督自身のインタビューを引用しつつ問題点に迫る中、この日最大の収穫のひとつ「西田敏行コントロール説」が産まれました。作品単体で観るのではなく、多角的に批評する、かなりスリリングな討論が行われたと思っています。
最後には総論として、「第2第3の『ギャラクシー街道』を作らないために」というテーマで、先に挙げた問題点への解決策を探りました。コメディシーン全体を俯瞰しなければならないこの問題、やはり簡単には見つからず、ここでも「なぜこうなってしまったのか」という現状への課題に議論が終始してしまったのは反省点です。が、「三谷幸喜ブラックホール説」というひとつのビジョンが提示できました。

このように、限られた時間ではありましたが、『ギャラクシー街道』という一本の作品を通してコメディ・映画の劇作について、かなり突っ込んだ議論ができたと自負しています。その点については、重ね重ね参加者の皆さんのお陰です。ワークショップとしてイベントとして至らない部分を補っていただいただけでなく、様々な立場から意見が出たからこそ、意味のある討論ができました。

繰り返しになりますが興行的にも内容的にももっと勉強しなきゃいけない。そのためにも、場数が踏みたい。そして、その機会を、自分で作りたい。
というわけで、「ラグランジュプロジェクト第2回ワークショップ」企画中です。よろしくお願いします。

待て、次回。
取り敢えずはこう言える結果で、本当に良かった。
posted by 淺越岳人 at 22:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ラグランジュプロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月23日

『JRスゴロク』開催&参加チーム募集のお知らせ

あの体感型ボードゲーム『地下鉄スゴロク』を完全リメイク!今度はJRだ!

アガリスクエンターテイメントが不定期に開催してきた「完全レクリエーション企画」、今年もやります。サイコロ振って東京中を駆け巡るアウトドア・チーム対戦・ボードゲーム。今回も新宿シアター・ミラクルのバックアップのもと、ただ単に丸一日遊び倒します。
この参加者を、広く募集します。ボードゲーム好きな方、東京の路線図に詳しくなりたい方、年明けから暇な方、ぜひご参加ください。

『JRスゴロク』
【日時】2016.1.23(土)12:00スタート
【会場】23区内JR全駅(メイン会場:新宿シアター・ミラクル)
【参加費】1人2000円(JR都内一日乗車券を含みます)
【応募方法】
※チーム毎での参加申込をお願いしています。1チーム4〜6名くらいが適正かと思います。また、このゲームではTwitterをメインツールとして使用しますので、Twitterアカウントをお持ちでない方は、ご登録の上ご参加ください。
参加希望の方は、メールでお申し込みください。その際、件名に「スゴロク参加申込」、本文に
@代表者氏名
A代表者メールアドレス
B代表者Twitterアカウント
C参加人数
Dチーム名
を書いて、 t_asakoshiアットマークagarisk.com までご連絡お願いします。こちらからのメールの返信をもってご応募の完了とさせていただきます。






posted by 淺越岳人 at 17:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ラグランジュプロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月16日

ラグランジュプロジェクト初ワークショップのお報せ

お報せです。
漸く、動き出します。

劇作助手ユニット ラグランジュプロジェクト第一回ワークショップ
『マッドギャラクシー:怒りのデス街道』

【日時】2016年1月3日 19:00〜(開場20分前)

【会場】新宿シアター・ミラクル

【参加費】当日・予約ともに1000円(『ガーディアン・オブ・ギャラクシー街道』割引あり)
*当日受付で「『ギャラクシー街道』は面白かった!」と申請していただければ、「ガーディアン・オブ・ギャラクシー街道」として無料で参加できます。ただし、その方には「弁護団」としてご意見を伺います。ご理解いただける方のみご利用ください。

【内容】
以下のテーマについて、ゲスト(ただいま調整中)、そして参加者の皆さんとの討論を交えて考えていきたいと思います。

・『ギャラクシー街道』の問題点
・「三谷幸喜型」シチュエーションコメディ
・コメディにおける差別の扱い方
・「許せる」パロディと「許せない」パロディ
・小劇場における「現代」コメディシーンの課題

内容は変更する場合があります。
単に作品をこき下ろすのではなく、教材としてコメディの「現在」と「これから」を考えていくことが目的です。
また、参加にあたって事前に『ギャラクシー街道』を観賞していただくことを強くお勧めします。

【応募方法】
参加ご希望の方は、前もってメールでご連絡いただけると助かります。
件名を「WS参加希望」とし、
@氏名
A人数
Bメールアドレス
を添えて t_asakoshi☆agarisk.com (☆を@に変項のうえ)送信して下さい。
メールの返信をもってご応募受付とさせていただきます。
また、「ガーディアン・オブ・ギャラクシー街道」割引をご希望の方も、事前にお伝えいただけると幸いです。ご質問やご意見のある方も、併せてお願いします。

それでは沢山のご応募を(本当に心から)お待ちしております。



ラグランジュプロジェクト代表
淺越岳人








posted by 淺越岳人 at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ラグランジュプロジェクト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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